注文住宅を建てるまでの流れ
注文住宅を建てるまでの流れを、9つのステップに分けてご紹介していきましょう。
1.予算検討
注文住宅づくりの第一歩は、予算の検討から始まります。まず現在の貯蓄額を正確に把握しましょう。
自己資金として使える金額が分かったら、無理なく返済できる範囲でローン組みの試算をしてみて、家づくりにかけられる総予算を割り出します。
注文住宅の場合は、土地の購入費用と建物の建築費用の合計が予算の総額です。それぞれの予算配分も決めておきましょう。
土地や住宅メーカーの選び方によっても、かかる費用が変わってきます。あらかじめ住みたいエリアの地価相場を調べておき、予算検討の目安にしてください。
予算検討をしていくと、リアルなマイホームの姿をイメージしやすくなります。
2.不動産のプロを探す
注文住宅を建てるのに使える予算が試算できたら、不動産のプロを探して具体的な資金計画を立てます。
多くの場合、不動産会社や建築会社では資金計画や住宅ローンの借り入れに関する相談に対応してくれます。無料セミナーなども開催されているため、活用してみてください。
ちなみに、土地の購入費用や建築費用以外にも、登記費用や各種調査費、新居への引越代や新居で使う家具の購入費用など、マイホームづくりは何かと出費が多いです。これらの費用も試算に入れて、無理のない資金計画を立てましょう。
3.土地や建築会社探し
具体的に実現可能なマイホームの姿が決まったら、次にすべきは土地探しと建築会社探しです。
土地探しは不動産会社やハウスメーカーに依頼するほか、不動産会社のポータルサイトを利用してネットで探すことも可能です。希望する条件で検索して、情報収集をしましょう。
土地は希望する住宅が建てられる立地やサイズから選ぶほか、通学や交通の便などの周辺環境も重視しましょう。購入する前に実際に現場に出かけてみて、自分の目で見て住みやすさの確認することが大切です。
建築会社には大手ならではの安心感があるハウスメーカーや地元密着型の工務店、オリジナルデザインを実現する設計事務所など、さまざまな選択肢があります。
それぞれに工法や外観などが違うため、業者選びは実際にモデルハウスの見学に出かけてみるのが一番です。いくつかの会社を見学してみて、比較して検討するといいでしょう。
そのほか資料請求なども参考に、希望するマイホームを任せられる業者を選んでください。
4.敷地調査
希望の土地が見つかったら敷地調査をして、実際にその土地に希望する住宅が建てられるのか確認していきましょう
ちなみに、敷地調査は土地の条件やサイズ、道路の位置、各種法的制限などの把握をすることを目的としています。
5.土地の購入
土地が住宅を建てる基準をクリアしていたら、次はいよいよ土地の購入手続きです。
購入前に、土地を所有する不動産会社から重要事項の説明を受けましょう。これは宅地建物取引業法に定められた、必要な手続きです。自分が建築したいものが建てられるか、しっかり確認をしてください。
問題がなければ、土地購入の契約書の締結にすすみます。このとき土地代金の10%程度の手付金を支払うのが一般的です。あわせて残りの残金や支払うタイミングも確認しておきましょう。
6.家のプラニングと見積書の作成を依頼
住宅を建てる土地が決まったら、具体的な家のデザインを決めていきます。
建築会社にどんな住宅を建てたいのか説明して、家のプラニングと見積書の作成を依頼しましょう。必要な間取りや設備をあらかじめリストアップしておくと、プランニングがスムーズに進みます。
見積書を確認するときは、諸経費がどこに含まれているかチェックすることが大事です。見積もりの算出は会社によって違い、諸経費を抜いて低価格で見積もっている業者も多いです。
見積もりはあくまでも、トータルに費用がどれぐらいかかるかで検討をする必要があります。施工後のアフターサービスや保証制度などのメリットも加味して、納得できるまで検討してください。
7.工事請負契約
具体的なプランが決まったら、注文住宅を建てる工事請負契約を締結しましょう。
契約では工事請負契約書・見積書・設計図書の4つの書類を取り交わします。無用のトラブルを避けるためにも、価格や仕様がすべて明確に記載されているか、隅々までチェックしてください。
また支払いスケジュールや支払い方法に問題はないかも、あわせて確認が必要です。これから建てる住宅に違法性がないことを確認する、建築確認申請も並行して進めましょう。
8.着工
契約が済めば、後は業者が工事に着工し、完成を待つだけです。とはいえ着工前に地鎮祭を行ったり、骨組みの完成後は上棟式を行ったりと、施工主がやることはたくさんあります。
完成した住宅は、長く家族とともに住む家です。工事中に周りに迷惑をかけることもあるため、近隣住民への挨拶は着工前に、責任をもって対処しておきましょう。
また施工現場にも、積極的に顔を出すことをおすすめします。マイホームが次第に形になっていく姿を見ると、家に対する愛着がわきます。
実際に施工していく段階でのプラン変更もあるため、現場の職人さんとも良好な関係を築きましょう。
9.竣工・引き渡し
注文住宅が完成したら、引渡しの前に竣工検査に立ち会う必要があります。これは完成立会いとも呼ばれていて、建築会社の担当者や工事管理者等とともに住宅をチェックし、設備等に問題がないか確認していく作業です。
また完成後は建築基準法に基づいた、第三者機関による完了検査も行われます。建築確認申請のとおりに建てられているかを確認する検査で、問題がなければ検査済証が発行されて、最終的に住宅が引き渡されます。
注文住宅を建てる際のポイント
注文住宅作りに着手して完成するまでには、1年以上の年月がかかるのが一般的です。この期間は長いようで、意外と短く、さまざまな手続きや準備に追われます。
家づくりをスムーズに進めるためにも、着手前に入居日の予定を立てておくと良いでしょう。土地探しや家のプランニングにかける期間を決めておけば、スケジュールが遅延することはありません。
入居日から逆算してマイホームづくりのスケジューリングをすれば、お子さんの入学などの節目を持って新生活をスタートさせることも可能です。心機一転、新しいお家での生活を満喫できるでしょう。
とはいえマイホームづくりには、何かと不安は付きまといます。福岡市周辺で注文住宅を建てるにあたって不安な方は、ぜひハウスマーケットにお任せください。
ハウスマーケットはお客様の家探しから建築までをトータルにサポートする会社です。豊富な物件情報と高性能な住宅デザイン、資金計画や金融機関との交渉も含めて、お客様のマイホームづくりをバックアップしていきます。
ハウスマーケットではお客様の不安や疑問を解消に努めながら、納得のいく家づくりをお手伝いいたします。注文住宅を建てる際に悩んだら、どうぞお気軽にハウスマーケットにご相談ください。
まとめ
注文住宅の完成までは慌ただしいものの、それも家づくりの醍醐味です。流れを知っておくことで、心に余裕が生まれます。
悩んだら不動産のプロにも相談して、マイホームづくりの楽しさを満喫しながら進めていけるようにしましょう。