大野城市ってどんなところ?
まず、大野城市とはどんな市なのか、概要や環境から紐解いていきましょう。
大野城市の特徴
大野城市は、福岡市の南に位置しています。南北に長いひょうたんの形をしており、北側は福岡市博多区に接しています。一方、北西には四王寺山や乙金山、南には牛頸山があり、都市機能は発展しながらも自然豊かな環境が身近に残る地域です。
四王寺山には、かつて日本が朝鮮半島での白村江の戦いで破れた翌年に、唐と新羅からの攻撃に備えるために築いた山城「大野城」が築かれました。これが現在の市名の由来です。
大野城市の人口は約10万1,420人(2020年7月時点)です。30代後半~50代にかけての人口が多く見られるため、子育て世帯も多く定住していると予測できます。
大野城市には、幼稚園・保育所が21園、小・中学校が15校あり、子育てをしやすい環境にあるといえるでしょう。後ほど詳しく述べますが、公園などの施設も数多く点在しているため、子育て世帯に優しい市であることが伺えますね。
大野城市は、かつて博多・太宰府間の交通の要所でもあった場所で、現在でも複数の主要道路や鉄道路線が市内を走る交通利便性の高い地域として発展を続けています。博多や天神への交通の便が良いだけでなく、福岡空港にも隣接しているため、出張や旅行の際も便利です。
住みよい街ランキングでNo.1を獲得
大野城市は、日経BP社が発表した「シティブランド・ランキング―住みよい街2017―」で全国1位に選ばれたことがある、住みやすさで定評のある地域です。
特に大野城市で評価が高かったのは、「生活の利便性」「街の活力」の項目でした。そのほか、「生活インフラ」「医療・介護」「子育て」の項目でも高評価を獲得しています。
子育て関係で1位をとる項目(「子供向けの体育・文化活動が盛ん」と「保育所や幼稚園が充実している」)があったことからも、家族とのびのびと充実した生活を送りたいという方には最適な環境であることが伺えます。
自然が豊かで商業施設も充実しているため利便性が高く、買い物や食事にも困らないでしょう。医療制度も整っているため、いざというときも安心ですね。介護面でも高評価を得ていることから、子育て世代だけでなく、幅広い世帯が住みやすい街であることが分かります。
このような良い環境であることや都市開発などから、人口も増加が続いており、今後も増えていくことが見込まれるでしょう。
レジャーやスポーツを楽しめる場所がたくさんある
大野城市には、身近にレジャーやスポーツを楽しめる場所が数多くあり、子どもをのびのびと育てることができます。
市南部の牛頸山近くにある「大野城いこいの森」は、複数の公園とキャンプ場からなるアウトドアを満喫できる施設です。施設内の「中央公園」には、子どもが思いっきり遊べる環境が整っています。キャンプ場は、手軽に本格的なアウトドアを楽しめることで人気です。
大野城総合公園(まどかパーク)は四王寺山のふもとにある、体育館や多目的グラウンド、テニスコート、野球場などを備えた総合スポーツ施設です。競技はもちろん、トレーニングにも活用できます。また、子どもが遊べるキャンプ場やイカダ池、展望も楽しめる自然いっぱいの場所でもあります。
大野城まどかぴあは、大野城市役所の近くにある多目的複合施設です。子ども向けのワークショップなどが多数開催されているほか、家族で利用できるキッズルームや図書館を備えています。イベントホールでは、多様なジャンルのコンサートや映画の上映会などが行われており、手軽なお出かけスポットとして市民に親しまれています。
四王寺県民の森は、大野城市、太宰府市、糟屋郡宇美町にまたがります。自然林や人工林におおわれ、四季を感じながら、森林浴を楽しむことが可能です。また、森林についての展示館や野外音楽堂もあります。
水遊びがしたいときには、北市民プールがあります。子どもも安心して遊べる施設です。
このように、家族で楽しめる施設が多くあるので出かける場所に困ることがなく、ファミリー層にも向いている街であるといえるでしょう。
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大野城市の交通アクセス・利便性
大野城市は、JR鹿児島本線「大野城」駅および西鉄天神大牟田線「白木原」駅、「下大利」駅があり、博多および天神方面の両アクセスが叶います。市内および周辺地域へはバスを使ったアクセスが整っています。
市内には都市高速が走っていますので、福岡市への車のアクセスも便利です。また、福岡空港へは車で15分ほど、そして九州各地へのアクセスが便利な九州自動車道「太宰府」ICも近接しており、ビジネスやレジャーの長距離移動も快適です。
■鉄道
JR鹿児島本線「大野城駅」から「博多駅」までは、約20分でアクセスできます。「大野城」駅は快速停車駅ですので、快速列車を利用すれば数分短縮が可能です。このほか、普通・一部の区間快速電車の停車駅「水城駅」も市内になります。
西鉄天神大牟田線「白木原駅」から「西鉄福岡(天神)駅」までは、普通電車で約30分です。「白木原駅」は普通電車の停止駅ですが、途中の「春日原」駅で急行に乗り換えれば約20分でアクセスできます。「春日原駅」は隣の春日市に位置していますが、大野城市からもアクセスが便利で、こちらを直接利用する人も多いです
「下大利駅」は急行停車駅で、「西鉄福岡(天神)駅」まで急行で約20分です。
■バス
大野城市コミュニティバス「まどか号」および西鉄バスが運行されています。まどか号は5つのルートで市内各地を結んでおり、駅や市の主要施設、商業施設などへの日常的な移動に便利に利用できます。全区間100円、指定のエリアでは無料で乗り継ぎも可能です。
また、西鉄バスの福岡市および周辺地域への路線の一部が大野城市を通過しています。
■都市高速
市内には福岡都市高速2号太宰府線の「大野城」出入口があります。「大野城」から福岡市中心部の「天神北」出入口までは約11分、博多方面へのアクセスに便利な「千代」出入口までは約8分です。
大野城市の子育て・教育環境
大野城市は、子育てに最適な環境が整っていることでもファミリー世帯に人気があります。行政や教育の取組みについてご紹介します。
子育て支援の施設が充実している
小さな子どもがいるファミリー世帯やこれから子どもをもうひとりとお考えの方には、大野城市にどのような子育て支援制度があるのか、充実しているのかが気になることでしょう。
大野城市には公立・私立で15か所の認可保育所があります。また、待機児童解消への取り組みに積極的で、対象者への助成制度があるのは大変心強いものです。
子育て支援施設には「れいわ子ども情報センター(親子サロン)」、「ファミリー交流サロン(ぽっかぽっか広場)」があります。また、地域の公民館でも多数のサロンが開催されており、子どもを遊ばせながら保護者の交流ができる機会が多数提供されています。
また、子育て中の方に向けての行政サービスに、相互子育て援助システム「ファミリー・サポート・センターおおのじょう」があります。子育ての支援をしたい人、受けたい人をつなぐ会員制のシステムで、生後3か月から小学校6年生の子どものいる家庭がボランティアの支援を受けられるようになっています。
地域ぐるみで子どもの成長を支援している
大野城市では、学校と地域が力を合わせて学校の運営に取り組めることを実現する、学校運営協議会(コミュニティ・スクール)の導入率が100%に達しています。PTA活動では、子どもと大人がともに学び、育つ心の教育を推進しています。
また、全小学校で行われている放課後総合学習「ランドセルクラブ」は、放課後にさまざまな体験を通じて子どもの社会性を育む、大野城市の新しい取り組みです。
全国学力・学力調査および福岡県学力実態調査(2018年)の結果では、いずれも全国平均、県平均を上回っており、地域の教育への意識の高さがうかがえます。質の良い塾や予備校も豊富に開設されており、子どもにとって良い教育環境といえるでしょう。
まとめ
福岡市周辺のベッドタウンの中でも、大野城市は交通の利便性や充実した子育て環境が整っているエリアです。大野城市でマイホームをお考えなら、ぜひ一度ハウスマーケットにご相談ください。お客さまのご希望をお伺いしながら、満足のいく住まいをご提案いたします。