福岡市周辺で一戸建てを買うときの注意点
まずは福岡市内の現状とその周辺で一戸建てを買うときの注意点を、交通アクセスや環境といった面からも見ていきましょう。
福岡市内の一戸建ての価格は高いケースが多い
人口が160万人を超える政令指定都市の福岡市（令和2年9月現在）。福岡だけでなく、九州全体の行政や経済、また本州や海外との交通アクセスの中心地としても知られています。
首都圏や関西圏に本社を置いていた企業の移転も相次いでおり、起業する人への支援やサポートも手厚いです。今後しばらくは福岡市やその周辺地域の人口は増え続けていくだろうといわれています。
福岡市は電車やバスの本数も多く、中心部にある天神や博多などへのアクセスも充実しています。また車の場合であれば福岡都市高速道路が環状線型になっているため、迷うことなくどこからでもスムーズに目的地へと移動することが可能です。
その福岡市内でも特に人気の高いエリアは福岡市営地下鉄や西鉄沿線で、乗り換えずに短時間で天神や博多に行くことができる利便性の高さが大きなポイントとなっています。
この沿線エリアでの一戸建てとなると価格が高い物件が多く、ゆとりのある広さを求めるのはかなり難しくなるといって良いでしょう。
都心部＝住みやすいとは限らない
地方都市として全国的にも知名度の高い福岡市ですが、都心部には商業施設やオフィスビルがたくさん集まっているため、人が集中してしまう傾向があります。またそこを取り囲むように高層マンションが次々と建ち、周辺地域での交通渋滞も問題となっています。
一戸建てを買ううえで利便性も重要なポイントのひとつに挙げられますが、「暮らしやすさ」という点を重視すると、快適な環境であるかどうかも大切な条件です。休日は静かに過ごしたいのに、自宅周辺は人や車で賑やかだと落ち着かないと感じる人もいるでしょう。
一方で同じ福岡市内であっても、バスや電車を乗り継がなければ都心部に出られないという交通アクセスが悪いエリアもあります。それでも福岡市内というだけで価格が高めに設定されている物件も多く、そこにこだわり過ぎると結果的にもったいない買い物をしてしまう恐れがあるので注意が必要です。
一戸建てを買う場合は、これから長い間住み続けることを考慮する必要があります。子どもを安心して育てられる環境、自分が年齢を重ねていったときの生活のイメージなども視野に入れて考えることを忘れないようにしましょう。
福岡市周辺で家を買うならどんな場所がいい？
物件価格が高くなってしまいがちな福岡市内より、その周辺のエリアに目を向けてみるのもおすすめです。
都会的な雰囲気と自然環境とが調和し、市内中心部へのアクセスも良好、福岡市のベッドタウンとして注目を集めているエリアがあります。
都心へアクセスしやすい
福岡で一戸建ての購入を目指すのであれば、福岡市周辺のエリアがおすすめです。
特に福岡市の南側に位置する春日市や大野城市などは、JR鹿児島本線や西鉄天神大牟田線が並走する地域で、車の場合でも都市高速や九州自動車道が利用しやすいという点から人気があります。
天神や博多といった都心エリアへのアクセスも非常によく、快速や急行などを利用すれば15分程度、車でも都市高速を使えば20分程度で到着します。通勤や通学といった毎日繰り返される移動もストレスにならない距離感といって良いでしょう。
春日市や大野城市よりもう少し南側のエリアには、太宰府天満宮や九州国立博物館がある太宰府市や豊かな自然が広がる筑紫野市があります。ここまではJRと西鉄が並走しているため、どちらの場合でも20～30分程度で福岡市の中心部まで行くことができます。
生活の利便性が優れている
福岡市のベッドタウンと呼ばれている大野城市や春日市は、都会的な要素を取り入れながらも自然豊かな環境が多く、休日には家族で気軽に遊びに行けるような公園なども整備されています。
また普段買い物に利用するスーパーやコンビニ、ドラッグストアなども近場にあり、学校や医療機関なども充実しているため、日常的に大きな不便さを感じることは殆どありません。
もうひとつ南側に位置する太宰府市は、福岡の観光地としても有名な太宰府天満宮があることで有名です。その周辺では散策もでき、小さな子ども向けの遊園地もあります。最近ではオシャレなカフェやレストランなども増え、若い世代にも人気のエリアとなっています。
筑紫野市は豊かな自然に囲まれた心身ともに癒される環境です。休日は二日市温泉で日帰り入浴してみるのもおすすめです。お金をかけずに近場でゆっくり過ごすことができるでしょう。
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まとめ
福岡市の周辺地域には天神や博多といった中心部へのアクセスも良く、子どもを安心して育てられる住みやすいエリアがたくさんあります。
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